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私の好きな「食」の本

はじめまして。研究開発部の樺澤です。

2013年に入社し、現在は機器分析や官能評価を用いて食品のおいしさや風味特徴を可視化する取り組みに携わっています。

採用ブログ、皆さんの個性がでていて面白いですね。
私は家でも食べることや作ることが好きなので、自宅の「食に関する本」の中から好きなものを紹介する形にしました。
・「こつ」の科学

初版の発行は1971年(電子レンジが家庭に普及し始めた頃)と割と歴史があり、こつや技として捉えられてきたテクニックについて「なぜ?」という視点で原理や仕組みを丁寧に解説している本です。基本的な調理の原則は昔も今も大きく変わらないので、現代においても新鮮味がありますし、何気なくぱらぱらとめくっても面白いです(確か会社の本棚にも置いてあったと思います)。


・Cooking for Geeks

技術書を多く扱うオライリーから出版されているだけあって、料理本と呼んで良いのかは怪しく、サイエンスやテクノロジーの視点から調理を紐解く「食べ物を題材にした実験本」といった感じの本です。この工程で何が起きているのか?といったレシピの行間を読むタイプの人、低温調理に興味がある人、総じて食に対しての好奇心が強めな人は好きな本だと思います。

・「食べること」の進化史

この本を読んだ2019年には、副題にある「培養肉・昆虫食・フードプリンタ」といったワードはいかにも食の未来!という印象が強かったのですが、このブログを書いている2021年末には、かなり身近で現実的なものとなってきました。近年のフードテックという言葉の広がりにもあるように、食の分野ではテクノロジーと共に急激な発展が進んでいます。
この本は料理や食の「これまで」と「これから」が、ゆるめな挿絵と共に描かれており、様々な角度から「食べること」を考えるきっかけになる本かと思います。

もう少しおいしそうな本を選べば良かったという反省点はありますが、お正月においしい料理やお酒を口にしながら、改めて食について考えてみるもの良いかもしれません。

よい年末年始をお過ごしください。

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