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AIと春の味付け

こんにちは、研究開発部の樺澤です。

最近、ChatGPTに関連する話題が盛り上がっていますね。ChatGPTはアメリカのオープンAIが開発した対話型のAIで、チャット形式で質問や指示を投げかけると、非常に自然な言葉で文章を生成してくれます。私も流行に乗って、先日初めて使ってみました。

食品開発というジャンルで何ができるだろうか?と思い、試しに商品のアイディア出しをお願いしてみました。以下、私が入力した質問に対してChatGPTが作成した文章です。

 

<私>あなた(ChatGPT)は食品企業の商品開発担当者です。20代から30代の消費者を対象として、春にふさわしいポテトチップスの味付け案を5つ挙げ、その理由を記載してください。ただし、これまでにない新しい味付けが望ましいです。

 

<ChatGPT>20代から30代の消費者を対象として、春にふさわしいポテトチップスの味付け案を5つご提案します。

1.さくらんぼと塩 – 春の果物であるさくらんぼの甘酸っぱさと、塩のコクが絶妙にマッチし、春らしい味わいに仕上がると考えます。

2.春キャベツとレモン – 春キャベツの爽やかな味わいに、レモンの酸味が加わることで、より軽やかで爽やかな味わいになると思います。

3.グリーンピースとハーブ – 春らしい緑色のグリーンピースと、ハーブの香りが調和することで、爽やかでフレッシュな味わいになると予想しています。

4.桜えびとわさび – 桜えびの旨味と、わさびの辛味が絶妙にマッチし、春の訪れを感じさせる味わいに仕上がると考えます。

5.抹茶とはちみつ – 抹茶の苦みと、はちみつの甘みが混ざり合うことで、和菓子のような風味のポテトチップスになると思います。

これらの味付け案は、これまでにない新しい味わいを提供し、20代から30代の消費者に春の訪れを感じさせるものとなっています。どの味付けも、春の旬の食材や風味を取り入れており、爽やかで美味しいポテトチップスに仕上がることでしょう。

 

<私>ありがとうございます。上記のうち、あなたのお気に入りを2つ選択してキャッチコピーを作成してください。

 

<ChatGPT>私が選んだお気に入りの味付け案は、「さくらんぼと塩」、「グリーンピースとハーブ」です。

キャッチコピー:

1.さくらんぼの甘酸っぱさと塩のコクが絶妙にマッチ!

2.爽やかなグリーンピースとハーブが奏でる、春の香りと味わい!

 

<私>なぜこれらの案は20代から30代の消費者に適していると考えたのですか?

 

<ChatGPT>「さくらんぼと塩」と「グリーンピースとハーブ」という味付けは、20代から30代の若年層に好まれる甘酸っぱさや爽やかな香りを持ち、また既存のポテトチップスにはない新しい味わいを提供することができるため、この年齢層の消費者に適していると考えました。20代から30代の若年層は、新しいものにチャレンジすることが好きで、またSNSや口コミで情報を共有することが多いため、新しい味わいに対する関心や興味が高く、これらの味付け案が彼らの注目を集めることが期待できると考えました。

 

凄いですね。味付けの現実性や情報の真偽はさておき、正解が無いような問いかけに対しても、それらしい理由を持ったアイディアを極めて自然な文章で返してくれました。しかもキャッチコピーまで。回答も過去の文脈を踏まえて返してくれます。今回は「これまでにない味」という無茶なお願いをしましたが、細かい内容や条件を指定すれば、味付けに限らず簡単なアイディア出しなんかは容易にできそうです。

手軽な例だと「〇〇について教えて」と聞くだけで要約された情報が簡単に手に入るため、ネット上の情報収集は「検索」から「AIに質問」に置き換わるのでは、という話も聞かれますし(ネガティブな面もあるのでしょうが)、これから対話型AIがより身近な存在になるのは間違いなさそうです。

 

新潟は暖かく晴れた日が増えてきました。季節の変わり目、体調に気をつけてお過ごしください!

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