皆さん、こんにちは。TAKESHO FOOD VIETNAM (TFV) の遠藤です。日本は秋らしくなってきたようですが、ベトナムは変わらず暑い日が続いております。

さて、本日は、私が携わっている自社素材の提案・活用に向けた「アプリケーション開発」についてご紹介します。

TFVでは、タケショーグループの新たな試みである「素材事業」において、ベトナムの豊富な食料資源を活用した粉末素材の開発、製造、販売を行っています。独自の「高度利用加工技術」を用いて開発した粉末素材は、従来の粉末とは異なる特徴（水との反応性が高いなど）を持ちますが、単体ではその特徴をお客様に伝えることが難しい側面もあります。

そこで重要になるのが、「アプリケーション開発」です。これは、素材の効果をお客様に実感していただくため、その素材を使った料理や食品を考案し、提案するという取り組みです。「アプリケーション開発」は、食品卸としてスタートした日本のタケショーが強みとしている点の1つであり、それをベトナムでも展開していくことを目指しています。

今のところ、ベトナムでは機能性を持つ粉末素材に対しての認知度がそれほど高くないため、実際にアプリケーションとして提案することで、その素材に魅力を感じていただけるケースが多くあります。そういったことからも、自社素材の効果をより多くのお客様に、よりわかりやすく伝えるために、さまざまな料理や食品をターゲットにした「アプリケーション開発」が求められます。

上の写真は、最近取り組んだアプリケーション開発の一例です。ベトナムでは馴染みの緑豆ペーストをもち米で作った生地で包み、油で揚げたお菓子で、自社素材を使用したものと使用していないものを比較し、その効果を確認します。

ベトナム人メンバーと協力することで、日本にいるときには知らなかったさまざまなベトナム料理にも触れることができており、とてもやりがいがあります。

今回は、開発の仕事の一部をご紹介いたしました。他にもさまざまな仕事がありますので、別の機会にご紹介できればと思います。

タケショーの開発に少しでも興味を持っていただければ幸いです。